09/12/31

 
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どこからどうみても鯛です

切り身の半身も一尾も同じ値段だったのでこれは一尾買いだろうと

まあ当然己で捌くんですがやっぱり鯛は捌きやすいです、少なくとも僕は鯛よりも捌きやすい魚を知らない

ウロコでかいから取り損なわないし、背骨頑丈だから三枚にするのも簡単


ちなみに僕が生まれて初めて捌いたのはアナゴでした、最初からとんでもない難関


ついでなので今年我が家に来た魚介類を羅列


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確か根室産、道民お馴染み?のハッカクですが正式にはトクビレというらしいです

主に刺身とか煮付け、鮮度が許す限り刺身で食したいが煮付けにした時のあの軟骨の食感もまた良い

うちには4尾来ましたが全員刺身にして可愛がってやりました


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少々見難いがシシャモです、これは稚内か釧路か…

シシャモは日本近海固有種なので、スーパーで見るカナダとか北欧方面からくるシシャモのような魚はカペリンっていう代用種です、あれはあれ、これはこれ


主に焼いたりテンプラで喰いますが、絶妙に一夜干したコイツの美味さは格別です

どうやって喰うにもまず一夜干すべし、まあ干すのは経験が要るので既に干されたものを買うのがベスト


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これまたどこからどうみても毛ガニ、釧路より

右爪がないですね、本来なら築地行って高値付くような毛ガニのエリートなんですが、残念ながらこいつは落第してしまったのでうちに送られてきました

俗に言うワケアリ品ってやつですが、味は言うべくもなく美味でした


こうやって知り合いの漁師さんがたまに質がいいけど売れないヤツらを送って来るので我が家の魚介類水準は国内トップクラス、のはずです



あと写真はないですが、40kgくらいの本マグロも来ました、泣く子も黙る大間産

売れないちっせぇマグロとれたけど要るか?とのことだったので素直に貰いましたが、小さくないし…w

そこで函館の知り合いに連絡、漁師さんは津軽海峡を自分の船で横断、バトンタッチ、それで梱包して送ってもらいました

水産加工会社の人に頼んだので鮮やかに送ってくれました、ありがたいです

急に頼み事出来る代わりにこっちも急に頼み事されるので妙な信頼感があります、人付き合いって大事


結局うちに到着したのは網にかかってから14時間後かな、船上でシメて血抜きされてたので鮮度は世界一です、さすが大間

そこから観客のいない解体ショーを繰り広げて、冷蔵庫に入るわけもないので友人に連絡して宴会、それでも余った分全部包んで函館の方へプレゼントし、それでも余って一ヶ月ほど毎日のようにマグロでした

実は十分飽き飽きしていたのですが、日が経つ毎に旨味が増すもので飽きているのに食べるのを止められませんでした

魚に詳しい友人曰く、確かにマグロはある程度時間が経った方が美味いようです

ちなみに、中落ち<大トロ<中トロ<赤身、の順に置くほど美味、中落ちがレアなのは部位だけじゃなく鮮度の兼ね合いがあるんでしょうね

しかし赤身は2週間冷凍した頃が最も美味かったです、本マグロは生なら良いって問題じゃないようですね

でも捌いてから冷凍するまで理想的な工程を踏めたことや、血抜き処理が良いから熟成した旨味を発揮できたとも言えます

もうマグロは奥が深すぎて覗き込みたくありませんね、和の板前さんはこれの更に深く極めないといけないんでしょう、ものすごいです



他には白子入りのマダラとか、イシモチカレイとか、大量のホッケとか色々来ました

タラ&白子はまだ食べていません、正月になってからですね

ホッケは先日ムニエルにしたのをバーニャカウダのソースをかけて喰ってみたんですが、あれはかなり合いますね

こういうのレシピとってブログに書くべきなんだろうな…


色々書きたいことあるけど記事長くなりすぎるからこれくらいにしておきます

まあ文字に起こすのに時間が掛かりそうなので、来年になったら今年の抱負と共に書く、かも?

もう今年終わるタイミングで大きな閃きをしたのは何か意味があるんでしょうか

でも、なんの意味もない閃きにしてしまうか、意味のある閃きにするかは自分次第です

来年も気合入れて行きましょう


 

2 件のコメント:

  1. 小中と給食に出てくるカラフトシシャモを「ししゃも」と言われ騙され続けて9年…
    その事実を小5の時に親に宣告され、ウルトラマンの中に人が入ってることを知った時のようにショックを受けました。

    「今まで何を食べさせられてたんだ」と葛藤しましたが、最近、やっと本物のししゃもに巡り合い食べることが出来ました。

    しかし、国内トップレベルの魚介類水準はだてじゃないですね。
    鯛なんてたまに刺身で食べるくらいで丸まんま1匹見ることなんてそんなにないですよw

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  2. >>Emperor君

    本当の「シシャモ」と「シシャモモドキ」は、「マツタケ」と「マツタケのお吸い物」くらいの差がありますよね

    最近は魚を捌ける人が減ってますから、一尾売ってるのを目にする機会すら激減しましたね
    うちは立地的に札幌で最も大きい市場と目と鼻の先なので、良いものを買いに行けるというカラクリがあります

    まあ知人の漁師さんが最高のものを送ってくるおかげで一般的な魚介類は体が受け付けない程度には影響を受けているので、中央卸売市場に行かないと満足できないのです…w

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